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注文住宅を建てる時には様々な工事が必要となります。意外と予算を圧迫しがちな「付帯工事」について解説していきます。

付帯工事とは?

付帯工事は家を建てる時に生じる「家の建築」以外の工事全体を指します。
付帯工事の中に様々な工事が含まれているので、一般の方にはわかりにくい部分が多いかもしれません。

付帯工事の定義

付帯工事とは、注文住宅を建てる際に本体工事とは別に家を建てるために必要な工事のことを指します。

具体的には、家を建てる土地の準備や基盤を整えるための工事、ライフラインの引き込み工事、さらに外構工事などが含まれます。
これらの付帯工事は注文住宅新築において非常に重要であり、家づくりをスムーズに進めるためには欠かせない工程です。

付帯工事が必要な理由

付帯工事が必要な理由は主に、土地や建物の安全性と機能性を確保するためです。

例えば、土地が平坦でない場合には造成工事を行い、地盤が強固でない土地の場合は建物を建てる前に地盤を安定させる地盤改良工事が必要です。
さらに、注文住宅が完成した後に快適に生活するためには給排水や電気、ガスの引き込み工事も欠かせません。
これらの付帯工事を適切に行うことで、完成した注文住宅が長く安全に使用できるようになります。

付帯工事の主な項目

付帯工事は注文住宅を新築する際に必要不可欠な作業であり、土地や建物の状態、地域の特性に応じて様々な種類が存在します。
以下では、主な付帯工事について理解を深めていただくため、それぞれの工事内容と役割を説明します。

造成工事

造成工事とは、土地を建築可能な状態に整えるための基礎的な作業を指します。
これは、地形を適切に整え、建物を建てるための基礎になる土台を準備する重要な工程です。

土地の形状に応じて土を盛り土する「土工事」や、排水を考慮した地盤の調整などが含まれます。
造成工事は建物の安定性にも直接影響を及ぼすため、慎重な計画と施工が求められます。

解体・伐採工事

解体・伐採工事は、注文住宅を建てる土地に既存の建物や無駄な樹木や障害物がある場合に行われる工事です。

古い建物を取り壊し、木や根っこなどの障害物を取り除くことで、新しい建物の建築に適したクリアなスペースを作ります。
解体工事には、専門的な技術と適切な処分方法が求められるため、信頼できる業者の選定が重要です。

地盤改良工事

地盤改良工事は、不安定な地盤を強固にするための工事です。
特に地震や洪水などに対する安全性を高めるために重要な工程だといえます。

地盤調査を行った結果、地盤の強度が不足していると判断された場合、その程度に応じた方法で家を支えるための工事を行います。
適切な地盤改良を行うことで、長期にわたり安心して住むことができる家づくりが実現するのです。

給排水・電気・ガスの引き込み工事

給排水・電気・ガスの引き込み工事は、生活に必要不可欠なインフラを新築住宅に供給するための工事です。
これには、水道管の引き込みや排水設備の整備、電気配線の設置、そしてガス管の引き込みが含まれます。

各設備の配置や必要な容量などを考慮して計画され、建物の使用開始日にスムーズにライフラインが利用できるように工事が行われます。

外構工事

外構工事は、建物の外周部分に関する工事を指します。
具体的には、塀やフェンス、駐車場、庭、アプローチ、玄関周りのタイル敷設などが含まれます。

これらの工事は、新築住宅のデザイン性や利便性を高め、全体としての住環境を整える重要な役割を果たします。
外構工事の内容や相場は、家づくりのプランニング時に十分に検討する必要があります。

以上が付帯工事の主な項目とその内容です。
これらの工事は新築する注文住宅の基盤を整えるために欠かせないものであり、それぞれの費用と工程をしっかりと理解することが重要です。

付帯工事費用の相場

注文住宅の建築には、本体工事費用の他に付帯工事費用が必要となります。
付帯工事費用の相場を把握することは、家づくりを計画する上で非常に重要です。

付帯工事費用の目安

一般的に、付帯工事費用は注文住宅の建設総費用の約10%から20%を占めると言われています。
例えば、総工事費が3000万円の場合、付帯工事費用は300万円から600万円程度です。
前述のとおり、付帯工事費には外構工事費や水道管・ガス管の引き込み工事費、照明やエアコンの設置費用などが含まれます。

地域や敷地条件による費用の変動

付帯工事費用は地域や敷地条件によって大きく変動します。
変動要因として多いのは、「水道の引き込み」「地盤改良」「解体物件の状態」「外構工事のデザイン」などです。
また、工事を依頼する業者間でも見積金額に差が生じるのが一般的です。

できるだけ付帯工事費を抑えたいという方は、「造成済み宅地」を探すとよいでしょう。
造成済み宅地は、分譲などを目的として土地の整地、水道の引き込み、境界フェンスの設置などが完了した状態で販売されている土地です。

デメリットは手つかずの土地よりも少し狭かったり、相場より少し価格が高かったりすること。
対してメリットは付帯工事の一部が土地購入価格に含まれている形になるので費用の把握がしやすいこと、
土地の準備が済んでいるのですぐに建築工事に入れることなどが挙げられます。

付帯工事費用を抑える方法

複数社からの見積もり取得

注文住宅の家づくりにおいて、付帯工事費用を抑えるためには複数社からの見積もりを取得することが重要です。
異なる業者に見積もりを依頼することで、各工事の費用の相場を把握しやすくなり、高い・安いの判断がしやすくなります。

また、業者ごとにサービス内容や品質が異なるため、見積もりを比較することでよりコストパフォーマンスの高い選択ができます。
複数の見積もりを提示してもらうことで交渉の材料にもなり、費用をさらに抑えることができるでしょう。

不要な工事の見極め

付帯工事費用を抑えるもう一つの方法は、不要な工事を見極めることです。
注文住宅を新築する際、すべての付帯工事が必ずしも必要とは限りません。

地盤改良工事や解体工事など、本当に必要な工事のみを選定することで費用を抑えられます。
また、土地選びの段階で地盤の強さや水道工事費用、解体費用まで踏まえた土地探しをすることも重要です。
適切に計画を立てることで、無駄な費用を抑え、効果的な家づくりが実現します。

付帯工事に関する注意点

追加費用のリスク

注文住宅の付帯工事を計画する際、予測外の追加費用が発生するリスクには注意が必要です。
地盤調査の結果大掛かりな地盤改良工事が必要となった、古い建物の解体時にアスベストの使用が確認されて解体費用が高額になった、といったケースは少なくありません。

早い段階で調査や見積もりを取っておくのはもちろんですが、外構費なども含め、
当初の見積りから上がってしまっても、全体の予算内に収まるように予備費を計上しておくようにしましょう。

施工業者の選び方

付帯工事において質のいい施工業者を選ぶことは、予想外の問題を避けるためにも非常に重要です。
信頼できる業者を選ぶには、過去の工事実績を確認し、口コミや評判を調べることが有益です。

また、複数の業者から見積もりを取ることで価格の相場を把握し、適正な費用であるかを判断することができます。
さらに、業者の対応や質問に対する説明の丁寧さも重要な選び方のポイントです。
しっかりとした業者を選ぶことで、付帯工事の費用を抑え、満足のいく家づくりが実現できます。

住宅会社を介して外構工事業者を手配してもらうのも一案ですが、
1社でもいいので自分で見つけた業者に見積もりを作ってもらうことがおすすめです。

まとめ

注文住宅を建てる際には、付帯工事を含めた全体的な費用についてしっかり理解しておくことが重要です。
付帯工事とは、建物の施工以外に必要な工事であり、土地の状態や周囲の環境によってその内容や費用は大きく異なります。

造成工事や解体・伐採工事、地盤改良工事、さらには給排水や電気・ガスの引き込み工事など、さまざまな項目が含まれているので、
それぞれの工事内容や相場について事前に把握しておきましょう。

家づくりにおいては、建物自体の本体工事費用に加え、付帯工事や諸費用も予算に組み込むことが必須です。
総額を把握し、計画的に資金を準備することで、後悔しない家づくりが実現します。
資金計画や家づくりの相談は、ラフェルム太田 カシワ建設で常時受付しております。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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