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注文住宅の打ち合わせで家の仕様がひと段落するとやってくるのが外構の打ち合わせ。
家の予算調整で苦労した後という方も少なくない中で、外構はさらに予算との闘いになることがあります。
最低限やっておきたい場所を把握することで、予算との調整をしながら取り組めることでしょう。
そこで、今回は外構について解説していきます。

外構工事は絶対必要?

そもそも外構工事って絶対やらなきゃいけないもの?と考える方もいらっしゃれば、「外構にすごくこだわりたい!」という方もいらっしゃるかと思います。
外構は予算も熱量も個人差が大きい部分なので、最低限を知っておきましょう。

外構工事の重要性

外構工事は、家全体の印象を大きく左右する重要な要素です。
外構・エクステリアの出来栄えによって、家の外観が一層引き立ち、住みやすさや機能性も向上します。
特に、フェンスや庭のデザインが統一されていると、それだけでおしゃれな外観に感じられますよね。
また、外構工事には防犯面での利点もあり、最低限の施工を行うことで生活のしやすさと安心感を得ることができます。

外構工事は後からでもできる

外構工事は必ずしも新築時に行わなければならないわけではありません。
資金面や設計の検討に時間がかかる場合、後から段階的に施工することも可能です。
しかし、一部の工事は最初から計画に組み込むことで、その後の費用や手間を抑えることができます。
たとえば、駐車場スペースや玄関アプローチなどの基礎的な部分は、初めに施工しておくと後からの負担が軽減されます。

外構工事を怠った場合のデメリットは?

外構工事を怠ると、さまざまなデメリットが生じます。
まず、駐車場や玄関アプローチを作らないことによって雑草が繁殖したり、雨の日にドロドロになってしまったり、
車の通り道だけ土がへこんで水たまりができやすくなったりすることがあります。

また、フェンスがないことで通りから土地内や室内が丸見えになってしまうこともあるでしょう。
コンクリートを敷く工事は固まるまで時間を置いたり、面積が広い場合は数日にわたって工事をしたりすることになるので、
その間駐車スペースが足りなくなってしまうことも考えられます。
外構工事を後回しにすると、結果的に多くの問題が発生するため、最低限の外構工事はやっておくべきでしょう。

外構工事の費用相場

外構工事にかかる費用は一般的に建築費用全体の10~15%程度といわれることが多いです。
2000万円の家なら200万円前後となります。
しかし、実際には多くの方が外構工事での予算配分に苦労しているのではないでしょうか。

建築費用の10%程度では足りないことが多い

建築費用の10~15%が外構工事の目安といわれることは多いですが、実際は特に根拠がありません。
というのも、外構工事は家の規模ではなく土地の広さとやりたいことで大きく変動するからです。

最初の見積もり段階で、外構工事代が確保されていて150~200万円に設定されていることが多いようですが、
土地の面積や外構へのこだわりによっては足らなくなってしまうことがあります。
さらに、家の話があらかたまとまってから外構の話に移ることが一般的なため、外構費用を積み増しすることも難しい段階であることが多いです。

外構にこだわりがある場合は、契約前に「外構はこれだけやりたいことがある」というのを伝えておきましょう。

土地の広さと取り入れたいものによって大きく変動する

外構費用は家の建築費用ではなく、土地の広さによって決まる部分が大きいです。
50坪の土地に30坪の平屋を建てたら20坪分の外構で済みますが、50坪の土地に1階面積15坪の2階建てを建てたら、35坪分の外構工事が必要です。
土地の大きさと建物の大きさの差による「余白」を埋める工事なので、余白が多ければ多いほど外構工事に必要な費用が増えてしまいます。

「とにかく砂利を敷いておけば大丈夫」「土のまま雑草だらけでも大丈夫」という方は予算を抑えやすいです。
一方で「人工芝とコンクリートで一切の隙間なく埋めてほしい」という方の場合は高額になりやすいといえます。
さらに、カーポートやガレージなど駐車場を充実させたり、ウッドデッキやテラスデッキを設置したり、
土地の4方向を塀で覆うクローズ外構にしたりすれば外構費用は大きく膨らむでしょう。

DIYに挑戦するのも楽しい

昨今は工事費の節約のため、ホームセンターで資材を購入し、自分たちで施工するDIYでの外構に挑戦する方も多くいらっしゃいます。
特に、人工芝の設置はご自身でやられている方も多い印象です。

SNSやYoutubeなどでも情報を集められるため、予算を取れなかった方は住み始めてからのんびりと趣味の一環として取り組んでみるのもよいでしょう。

最低限やっておきたい外構工事5選

では、最低限これだけはやっておいた方がいい外構工事には何があるのでしょうか。
判断ポイントは「専門知識や専用の道具などが必要で、自分でやることが難しい」「電源の確保などが生じる」
「量が多い(面積が広い・距離が長い)」です。今回は以下の5つをご紹介します。

  1. 駐車場
  2. フェンスと門柱
  3. アプローチ
  4. 雑草対策
  5. 照明の設置

やっておきたい外構①駐車場

まず最優先は駐車場です。車を必要とする地域であれば、家で所有している台数分は必ず儲けましょう。
もし土地に余裕があれば、+1台分程度あると、親せきや友人が遊びに来た時に停めてもらえます。

駐車スペースは一般的に幅2.5m奥行き5mとされることが多いですが、これはスーパーの駐車場など線引きで区切る場合の大きさです。
大きめのセダンやSUV、輸入車の場合はドアの開け閉めが窮屈に感じられることが多いと思います。
家の駐車場を確保する際は、1台当たり幅3m奥行き6mを取っておくとよいでしょう。
ミニバンでバックドアの開閉がある場合はもう少し奥行きに余裕を持たせてもいいかもしれません。

駐車場の工事では、地面にコンクリートを敷くのが一般的です。
砂利でもよいですが、タイヤの部分の砂利が寄ってしまったり、乗り込むときに石も一緒に車内に入ってしまったりするのであまり快適とは言えません。
コンクリート・スタンプコンクリートなどがおすすめです。

やっておきたい外構②フェンスと門柱

フェンスや門柱の設置は防犯対策として有効です。
玄関の前に目隠しになるようなフェンス・門柱を建てたり、敷地の境界にフェンスを設置したりするのが一般的です。

境界フェンスは隣に家や他者の土地がある場合は施工しておくべきでしょう。
前面から目立たない部分は安価なフェンスで十分です。
庭を見えないようにするフェンスや、前面のフェンスには予算をかけて家の外観と調和するデザインのものを選びましょう。

やっておきたい外構③アプローチ

アプローチは前面道路から玄関ポーチをつなぐ道や階段・スロープなどです。
アプローチがないと、土の上を歩いて玄関に向かうため、靴や玄関が汚れやすくなってしまいます。
また、ベビーカーや車いすでは移動がしにくく、玄関ポーチの段差の移動も大変です。

アプローチはコンクリートやタイル敷きでしっかりと道を作るほか、砂利や芝に飛び石・木の板などを設置して道を作る方法もあります。
ベビーカーや車いすを利用している場合は、しっかりと道を作り、スロープ形状にして手すり等もつけておくとよいでしょう。

やっておきたい外構④雑草対策

新築の庭や外構・エクステリアを美しく保つためには、雑草対策は欠かせません。
雑草が生えてしまうと見た目が悪くなるだけでなく、手入れが大変になることが大きな問題です。
また、雑草が繁茂することで害虫の発生を促進し、庭の植物や家の耐久性に悪影響を及ぼすこともあります。
特に外構工事をやっていない家では、この問題が顕著になるため、最低限の対策は必須です。

効率的な雑草防止策としては、まず全面的に防草シートを敷く方法が挙げられます。
これは初期費用がかかりますが、長期的に見ればお手入れの手間を大幅に減らすことができます。
また、庭全体に砂利やウッドチップを敷き詰める方法も有効です。
これにより、見た目が美しくなるだけでなく雑草の発生も抑えることができます。

やっておきたい外構⑤照明の設置

安全面・防犯面の観点から、照明の設置も考えておきましょう。
門柱周りに照明を設置することで、夜間の来客もインターホンから見えやすくなりますし、
アプローチ沿いに照明を設けると夜間の帰宅時に歩きやすいです。
外構・エクステリアの中でも照明は手軽に設置できるため、費用対効果の高い外構工事の一つと言えるでしょう。

照明の設置で重要なポイントは、エネルギー効率の良い照明器具を選ぶことです。
LED照明やソーラーライトなどの省エネタイプの照明は、長期的なコスト削減にもつながります。
門柱周りの照明は配線工事が必要ですが、アプローチ等に関してはソーラーライトを利用することで工事費を抑えることができます。
ソーラーライトは太陽光を利用して電力を供給するため、電気代がかからず、配線工事も不要で設置が容易です。
ネット通販で購入したものを自分で設置するのもよいでしょう。

まとめ

新築時の外構工事で最低限やっておくべきポイントを5つご紹介しました。
駐車場スペースの確保、フェンスと門柱の設置、アプローチの整備、雑草対策、
照明の設置の各ポイントは、住まいの安全性や防犯性、機能性を高めるために重要です。
外構工事を怠ると、後で改めて大きな費用や手間がかかることになりがちです。

外構工事をやっていない家の理由として、必要がない、資金がない、まだ検討中などが挙げられます。
外構工事を後回しにすると防犯性が低下する、掃除が大変になる、
外観の統一感が欠けるなどのデメリットがあるため、予算をしっかりと確保しておくことが大切です。

外構の重要性を理解し、計画的に工事を進めることで、快適で安全な住まいを実現することができます。
新築時に最低限必要な外構工事を検討し、順調な生活をスタートしましょう。

 

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